革紐
かわひも
名詞
標準
leather strap
文例 · 用例
麦稈帽を鷲掴みに持添へて、膝までの靴足袋に、革紐を堅くかゞつて、赤靴で、少々抜衣紋に背筋を膨らまして――別れとなればお互に、峠の岐路に悄乎と立つたのには――汽車から溢れて、風に吹かれて来た、木の葉のやうな旅人も、おのづから哀れを催し、挨拶を申すうちに、つい其誘はれて。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
大な獲もの袋と、小革鞄と一所に、片手掴みに引下したのは革紐の魔法罎。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
御者は書巻を腹掛けの衣兜に収め、革紐を附けたる竹根の鞭を執りて、徐かに手綱を捌きつつ身構うるとき、一|輛の人力車ありて南より来たり、疾風のごとく馬車のかたわらを掠めて、瞬く間に一点の黒影となり畢んぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
彼女を他の部屋へ運び出すと、裸にしてそこの真っ白いベッドの上に革紐で固く縛りつけた。
— 佐左木俊郎 『猟奇の街』 青空文庫
小型の黒革製の文書袋をこの男が左手に携えていたのだ、そして、それは居合せた一人の事務員の鋭い観察眼によると、革紐で自分の手頸にしっかりと結びつけられてあったのだ。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
部屋に小型の旅行鞄があり、友人はそれを引き出して、革紐で締めつけ始めた。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
其手には革紐を結びて、これに板を掛けたるが、をぢがこの道具にて歩む速さは健かなる脚もて行く人に劣らず。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その枠に馬の上腹帯に似た長い革紐でしっかりと縛りつけられているのだ。
— THE PIT AND THE PENDULUM 『落穴と振子』 青空文庫
作例 · 標準
民族衣装のネックレスには、細かいビーズが編み込まれた革紐が使われていた。
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古くなったギターのストラップを、丈夫な革紐に交換した。
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手作りのカメラケースに、長さを調節できる革紐を取り付ける。
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プレゼントの箱を、温かみのある革紐で丁寧に結んだ。
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