節季
せっき
名詞
標準
end of the year or season
文例 · 用例
とにかく、蕪村の如き昔の詩人が、季節季節の事物に対して、こうした鋭敏な感覚を持っていたことは、今日のイマジズムの詩人以上で、全く驚嘆する外はない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その一つの因子というのは、季節季節でその地方一帯を支配している地方的季節風と名づくべきもので、これは一日中恒同なものと考える。
— 寺田寅彦 『夕凪と夕風』 青空文庫
暮れの節季には金がいるから十二月は日を詰めて働いたのであった。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
三 木代が、六十円ほどはいったが、年末節季の払いをすると、あと僅かしか残らなかった。
— 黒島傳治 『窃む女』 青空文庫
節季の金を作るために、父母は毎朝暗いうちから山の樹を伐りに出かけていた。
— 黒島傳治 『まかないの棒』 青空文庫
莞爾として聞きながら、よし/\其もよし、蒲鉾は旅店の口取でお知己、烏賊の鹽辛は節季をかけて漬物屋のびらで知る通、外郎は小本、物語で懇意なるべし。
— 泉鏡太郎 『城の石垣』 青空文庫
「梅組の組長さん、萱野アキさん、おまえがこうしてグミや、ほしもち、季節季節わすれず送ってよこすのを、ほめていました。
— ――(生れて、すみません。) 『二十世紀旗手』 青空文庫
また現に、私は、三、四年まえまでは、季節季節に、故郷の母から衣服その他を送ってもらっていたのである。
— 太宰治 『服装に就いて』 青空文庫
作例 · 標準
節季になると、江戸の町では借金の取り立てと、それを逃れようとする人々の攻防が繰り広げられた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「もうすぐ節季だというのに、店に全く活気がないのは困りものだ」と主人は溜息をついた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
商売人にとっての節季は、一年の締め括りとして勘定を済ませる最も忙しい時期である。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview