殺鬼
せっき
名詞
標準
demon
文例 · 用例
二 思えば、この事件が、源吉を、恐ろしい轢殺鬼(?
— 蘭郁二郎 『鉄路』 青空文庫
如何にもその、軽い苦笑は、源吉の轢殺鬼という資格の表徴であった。
— 蘭郁二郎 『鉄路』 青空文庫
(莫迦にしてやがる……) ――そこには、一匹の、轢殺鬼しかいなかった。
— 蘭郁二郎 『鉄路』 青空文庫
勿論、この轢殺鬼と、女王のような、美貌の京子とが、無事に納まろうとは思えない。
— 蘭郁二郎 『鉄路』 青空文庫
だが、この轢殺鬼の計画は、最後まで、成功しただろうか――。
— 蘭郁二郎 『鉄路』 青空文庫
そして自分の畑を自分の手で処理するといったようなこれまでの気儘な態度をあらためて、自分はただこの畑の世話をするために雇われた貧しい働き人の一人に過ぎないような謙遜な気もちで、一切を自然にまかせっきりにして、傍からそっと草を抜き、肥料を施しなどした。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
珍客――私達――の出現にすっかりよろこんで、お客のほうは女店員に任せっきり、いろいろ江戸時代の絵を出して来たり、自分の著した“Netsuke”と題する研究的な一書を見せたり、そのあいだも、何にするのか女中のお仕着せみたいな染め絣が一尺二尺とよく売れて行く。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
何もかも試補のゾロトゥーハに委せっきりで、しかもその試補が世界一の収賄漢ときていまさあ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
作例 · 標準
仏典に登場する殺鬼は、人間の命を奪い取る恐ろしい存在として、古くから人々に恐れられてきた。
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「もしもし、こんな夜更けに山へ入るのは、殺鬼の餌食になりに行くようなものだぞ」と老人に止められた。
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壁画には、鋭い爪と牙を持ち、生者を追い回すおぞましい姿の殺鬼が描かれている。
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標準
impermanence
作例 · 標準
仏教では、一刻も休まずに人々の命を削っていく「無常の殺鬼」から逃れる術はないと説く。
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「時間はまさに殺鬼なり、我々の若さと気力を音もなく奪い去っていくのだ」と老師は諭した。
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死という名の殺鬼がいつ訪れるか分からないからこそ、今この瞬間を精一杯生きねばならない。
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