せっ器
せっき
名詞
標準
stoneware
文例 · 用例
そして自分の畑を自分の手で処理するといったようなこれまでの気儘な態度をあらためて、自分はただこの畑の世話をするために雇われた貧しい働き人の一人に過ぎないような謙遜な気もちで、一切を自然にまかせっきりにして、傍からそっと草を抜き、肥料を施しなどした。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
珍客――私達――の出現にすっかりよろこんで、お客のほうは女店員に任せっきり、いろいろ江戸時代の絵を出して来たり、自分の著した“Netsuke”と題する研究的な一書を見せたり、そのあいだも、何にするのか女中のお仕着せみたいな染め絣が一尺二尺とよく売れて行く。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
何もかも試補のゾロトゥーハに委せっきりで、しかもその試補が世界一の収賄漢ときていまさあ。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
お母さんが病気で、よそのおばさんにまかせっきりだから……。
— 豊島与志雄 『市郎の店』 青空文庫
僕は実は宿のこともBさんに任かせっきりになっているんだが、………」「宿は日本人|倶楽部に話してある。
— 芥川龍之介 『湖南の扇』 青空文庫
あなたのお話を承っておりますと、ただ御近所の方々に任せっきりで、わたくし共はまるで無視されたとしか思えません。
— 豊島与志雄 『絶縁体』 青空文庫
その女中が漸く一人見付かると、家の中の用を殆んど凡て任せっきりにして、自分は赤ん坊の着物などを、ぽつりぽつりと縫い初めた。
— 豊島与志雄 『幻の彼方』 青空文庫
裏の花壇の手入れを女中に任せっきりで、常磐木の木影深い表庭を好むようになった。
— 豊島与志雄 『子を奪う』 青空文庫
作例 · 標準
備前焼のようなせっ器は、釉薬を使わずに高温で焼き締めることで、独特の土の味わいが生まれる。
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このせっ器のマグカップは、吸水性が低いため汚れにくく、毎日使うのに適している。
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「せっ器ならではの重厚感と、この素朴な形が気に入っています」と陶芸愛好家は語った。
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