夕景
ゆうけい異読 せっけい・せきけい
名詞
標準
evening
文例 · 用例
さて兎は、その島の夕景をうつとり望見して、「おお、いい景色。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
どんな極惡人でも、自分がこれから殘虐の犯罪を行はうといふその直前に於いて、山水の美にうつとり見とれるほどの餘裕なんて無いやうに思はれるが、しかし、この十六歳の美しい處女は、眼を細めて島の夕景を觀賞してゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
蛙よ蛙よ、青いすすきやよしの生えてる中で、蛙は白くふくらんでゐるやうだ、雨のいつぱいにふる夕景に、ぎよ、ぎよ、ぎよ、ぎよ、と鳴く蛙。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
「一、山男紫紺を売りて酒を買い候事、山男、西根山にて紫紺の根を掘り取り、夕景に至りて、ひそかに御城下(盛岡)へ立ち出で候上、材木町生薬商人近江屋源八に一俵二十五|文にて売り候。
— 宮沢賢治 『紫紺染について』 青空文庫
海濱の其處此處には、毛布や、帆布や、其他樣々の武器等を應用して出來た、富士山の摸形だの、二見ヶ|浦の夕景色だの、加藤清正の虎退治の人形だのが、奇麗な砂の上にズラリと並んだ。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
が、取立てて春雨のこの夕景色を話さうとするのが趣意ではない。
— 泉鏡太郎 『雨ふり』 青空文庫
そこで、Y君は諦めがたく、夕景頃から、彼女の住居のあたりを散歩してみたい気持に誘われた。
— 渡辺温 『アンドロギュノスの裔』 青空文庫
どんな極悪人でも、自分がこれから残虐の犯罪を行はうといふその直前に於いて、山水の美にうつとり見とれるほどの余裕なんて無いやうに思はれるが、しかし、この十六歳の美しい処女は、眼を細めて島の夕景を観賞してゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
作例 · 標準
岬の灯台から眺める海原の夕景は、息を呑むほどに美しく神々しかった。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
船のデッキに立ち、刻一刻と表情を変えていく豪華な夕景を心ゆくまで堪能した。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
遠くの山並みが黒い影となって浮き上がる夕景は、どこか寂しげで懐かしい心地がする。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
標準
evening scene
作例 · 標準
窓の外に広がる都会のパノラマのような夕景を見ながら、ゆっくりとグラスを傾ける。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
展示会のメインとなっているその風景画は、ヴェネツィアの美しい夕景を見事に描き出している。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
旅先で偶然目にした、黄金色に輝く農村の夕景に、言いようのない安らぎを感じた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
標準
light of the setting sun
作例 · 標準
西の空に残るわずかな夕景を頼りに、完全に暗くなる前に急いで山を下りることにした。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
夕景を浴びて黄金色に輝くススキの穂が、冷たくなってきた秋風に静かに揺れている。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview
密な木々の隙間から漏れ出す赤い夕景が、静まり返った森の小道を細く照らしていた。
Illusions AI · gemini-3-flash-preview