夕刻
ゆうこく
名詞副詞頻度ランク #17478 · 青空 847 例
標準
evening
文例 · 用例
あゝもうよさう、片附いたのは夕刻だが、それまで絶えずお説教であつたと、いくら云つたつて同じことだし、それらのお説教をたゞたゞ列挙してゐた日には、退屈なために遂には僕の方が少々大袈裟だと思はれまいものでもない。
— 中原中也 『引越し』 青空文庫
疳高い甘え声が、真昼の暑熱が漸く鈍い渾然さをみせた夕刻の空気の中を、矢のやうに走つた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
今日も夕刻から神楽坂へ廻って、紙屋の店で暮の街の往来を眺めていた。
— 寺田寅彦 『まじょりか皿』 青空文庫
すると給仕はてかてかの髪を一寸撫でて、「はい、誠にお気の毒でございますが、当地方には、毒蛾がひどく発生して居りまして、夕刻からは窓をあけられませんのでございます。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
それでも昼の間は、誰も気付かずやっと夕刻、私が顔を見ようと出て行きましたらこのていたらくでございまする。
— 宮沢賢治 『二十六夜』 青空文庫
その町筋は車力や出面(労働者の地方名)や雑穀商などが、ことに夕刻は忙がしく行き来している所なのだが、その奇妙な物売だけはことに柿江の注意を牽いた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
すると給仕はてかてかの髪をちょっと撫でて、「はい、誠にお気の毒でございますが、当地方には、毒蛾がひどく発生して居りまして、夕刻からは窓をあけられませんのでございます。
— 宮沢賢治 『ポラーノの広場』 青空文庫
『大佐は、今朝も定れる職務に參るが、昨夜は取紛れて語らず、今朝は猶ほ御睡眠中なれば、此水兵を以て申上げるが、此住家の十|町以内なれば、何處へ行かるゝも御自由なれど、其以外は、猛獸毒蛇等の危害極めて多ければ、决して足踏みし玉ふな、大佐は夕刻に皈つて、再び御目にかゝる可し。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
夕刻になると、空が美しい夕焼けに染まった。
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「ああ、もう夕刻か。そろそろ家に帰ろうかな」と彼はつぶやいた。
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彼女は夕刻から夜にかけて、公園で犬の散歩をするのが日課だ。
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