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衰勢

すいせい
名詞
1
標準
downward tendency
文例 · 用例
成程、歴史の歩みは寸時もその歩調をかへず、その根本に於いては幕府の声威は日々に衰勢を見せてゐるが、表面に現はれたこれらの事件の結果は、必ずしも勤皇運動の伸張を意味するものではなかつた。
菊池寛 二千六百年史抄 青空文庫
君の父上と兄上と妹とが気をそろえて水入らずにせっせと働くにも係わらず、そろそろと泥沼の中にめいり込むような家運の衰勢をどうする事もできなかった。
有島武郎 生まれいずる悩み 青空文庫
往古、我が王朝の次第に衰勢に傾きたるも、在朝の群臣、その内行を慎まずして私徳を軽んじ、内にこれを軽んじて外に公徳の大義を忘れ、その終局は一身の私権、戸外の公権をも併せて失い尽したるものならんのみ。
福沢諭吉 日本男子論 青空文庫
幼少の時、父が死んで、その弟が、時代の衰勢と、自分の怠惰とから、すっかり、身代をつぶしてしまったらしく、後に、筆墨行商人になって、私の家へ、よく来たが、くると、母に叱られて、よわっていた。
直木三十五 死までを語る 青空文庫
ロングフェロオが「ケラモス」と題したる詩のうちに、世界の窯業地としてその名をかずまへ、うるはしき詞もて形容せる数行の句は聊か現今の衰勢を慰むるに足りなむか。
蒲原有明 松浦あがた 青空文庫
おそらく朝になっても、余燼の勢いは変るまいが、火の勢いとしては、目立たぬほどずつ衰勢に赴くのは争われません。
めいろの巻 大菩薩峠 青空文庫
それ衰勢ここに至る、いかにかの賢相が苦心もって祖宗の天下に回復せんと欲するも豈また得べけんや。
徳富蘇峰 将来の日本 青空文庫
故ニ温泉場ヲ開イテ以テ仲街ノ衰勢ヲ挽回セントスル也。
永井荷風 上野 青空文庫
作例 · 標準
かつて隆盛を極めたその一族も、時代の流れとともに衰勢を隠せなくなった。
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売上の減少が続き、会社の衰勢を立て直すために抜本的な改革が行われた。
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「勢いに任せるのではなく、衰勢の時期をどう耐えるかが肝心だ」
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