坏
つき
名詞頻度ランク #2798 · 青空 27 例
標準
shallow bowl
文例 · 用例
壁の一側に※机を置き、皿や高坏に、果ものや、乾肉がくさぐさに盛れてある。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
夜の奥の綾むしろは暖く、結燈台の油|坏に油はなみなみとしている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
彼は毎日、汚れた浅黄の手拭で頬冠りをして、使い古した、柄に草木の緑色が乾着いている、刃先の白い坏を担いで、鉈豆煙管で刻煙草を燻しながら、芋蔓の絡んでいそうな、籔から籔と覗き歩いた。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
叢の中を歩く時などは、彼は、右手に握った坏で、雑草を掻分けながら、左の手からは、あまり好きでも無い刻煙草を吸う鉈豆煙管を、決して離した事が無かった。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
其日の午後、モセ嬶は、五六日使わずに置いたので、少し赤い錆の噴き出た坏を担いで、山芋のありそうな籔を、次から次と覗いて歩いた。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
モセ嬶は、喫驚して、杖にして居た坏を握り直して、蛇を追いたてた。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
彼女は坏を前に突出して、おそるおそる近寄って見た。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
「ろくな芋|無えがった……」 モセ嬶は、坏と芋を竈のところに置いて、福治爺の傍へ寄って行った。
— 佐左木俊郎 『芋』 青空文庫
作例 · 標準
茶道の作法として、抹茶を坏でいただく。
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古代の遺跡からは、土器の坏が数多く出土している。
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彼は棚に飾られた美しいガラスの坏を眺めていた。
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