啄
たく
名詞頻度ランク #592 · 青空 54 例
標準
seventh principle of the Eight Principles of Yong
文例 · 用例
薄命なりし明治の詩人啄木は、此の詩集の如き意味に於て作られた歌に依て、明かに後世に解せられるであらう。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
それが万一|僥倖に助かって孵化しても、親に似て性の悪い杜鵑の雛鳥に鋭い嘴で啄き出されてしまうという。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
さみだれの季節になると子供は都会の中の丘と谷合にそれ等の実の在所をそれらを啄みに来る烏のようによく知っていた。
— 岡本かの子 『鮨』 青空文庫
なお、戦争に関する詩歌についても、与謝野晶子の「君死にたまふことなかれ」、石川啄木の「マカロフ提督追悼の詩」を始め戦争に際しては多くが簇出しているし、また日露戦争中、二葉亭がガルシンの「四日間」を訳出している。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
そこには、半ば貪り啄かれた兵士達の屍が散り散りに横たわっていた。
— 黒島伝治 『渦巻ける烏の群』 青空文庫
不意に飛び立って水面をすれすれに飛びながら何かしら啄んでは空中に飛び上がる。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
歩くのじゃなしに、揃えた趾で跳ねながら、四五匹の雀が餌を啄いていた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
縁前のついその森に、朽木を啄む啄木鳥の、青げら、赤げらを二|羽視ながら、寒いから浴衣の襲着で、朝酒を。
— 泉鏡太郎 『十和田湖』 青空文庫
作例 · 標準
永字八法の七番目の技法である「啄」は、鳥が木を突くような鋭い短払いだ。
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「啄」の筆使いに注意して、短くも力強い線を斜めに勢いよく書く。
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集中力を研ぎ澄ませて、手本通りの見事な「啄」を書き上げた。
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