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安堵感

あんどかん
名詞
1
標準
sense of relief
文例 · 用例
先年なくなつた私の生みの母は、気品高くおだやかな立派な母であつたが、このやうな不思議な安堵感を私に与へてはくれなかつた。
太宰治 津軽 青空文庫
道義観の中に動いてゐる間は、彼の人物は自在なのだが――安堵感の上において――倫理感に危まれる様な部分になると、彼の芸は、俄かに自信を失ふ。
――中村魁車を誄す―― 街衢の戦死者 青空文庫
それが母に見破られずに済んだことに、少年は一様の羞恥と、おびただしい安堵感とを味はつたのである。
神西清 少年 青空文庫
裏切りにも似た安堵感を覚えつつ、私はこの明白にして散文的な出来事を歓迎した。
O. H. ダンバー O. H. Dunbar 長い部屋 青空文庫
彼がこんなにも自分を大事に思ってくれること、また彼といっしょにいる以上、もはや、なにも怖れるものはない、という大きな安堵感のなかで。
山本周五郎 みずぐるま 青空文庫
禍いは去った、これですっかり終った、という安堵感と、あの方がいかにも哀れに思えたからである。
山本周五郎 やぶからし 青空文庫
喧嘩をしなくてもすんだ、という安堵感が、仲仕たちの憂鬱と緊張とを、解いていた。
火野葦平 花と龍 青空文庫
だから、どきんとして眼を瞠った女が、別人であると知って、或る安堵感をおぼえたのである。
火野葦平 花と龍 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安堵感について考えている。
安堵感という言葉は日本語で重要だ。
彼は安堵感の意味を理解している。
この文には安堵感が含まれている。
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