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緊張感

きんちょうかん
名詞
1
標準
feeling of tension
文例 · 用例
自分の一生を小さい陥穽に嵌め込んでしまう危険と、何か不明の牽引力の為めに、危険と判り切ったものへ好んで身を挺して行く絶体絶命の気持ちとが、生れて始めての極度の緊張感を彼から抽き出した。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
無論、手術の效果次第ですが、或る程度のお覺悟は必要です‥‥‥』と、水島に續いて瀧口博士は私と兄を病室の廊下まで連れ出して、低く落ち着いた、然し、其處に一種の緊張感を持つた聲で、かう告げたのだ。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
『いや、決して案じないで好いよ‥‥‥』と、私は總身に一種の緊張感を感じながら答へた。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
『ほお‥‥‥』と、我知らず答へた時、私は總身の緊張感もほぐれたやうな、またお前の身に迫る次の危急な瞬間も忘れてしまつたやうな、その場合には餘にそぐはない心の弛みを感じて、水島の顏を見返した。
南部修太郎 疑惑 青空文庫
われわれの筋肉の緊張感覚がそれに役立つ。
寺田寅彦 映画の世界像 青空文庫
自分の一生を小さい陥※に嵌め込んで仕舞う危険と、何か不明の牽引力の為めに、危険と判り切ったものへ好んで身を挺して行く絶体絶命の気持ちとが、生れて始めての極度の緊張感を彼から抽き出した。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
あの蟇くらい、極度の怖れ、極度の憤り、極度の悲しみに生をはっきり味わって、他の凡庸な蛙の夢にも知らない最上無上の緊張感のうちに混沌に入る幸福な虫もまた少ないと思うのだ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
その仕草には緊張感があり、万一に備えているとわかったからだ。
THE ADVENTURE OF THE THREE STUDENTS 三枚の学生 青空文庫