安心感
あんしんかん
名詞
標準
sense of security
文例 · 用例
やっぱり日本は哀れな国になってしまったのか……」 外で米の飯が食べられる余裕があったのかという咄嗟の安心感は、簡単に消えて、恥も外聞も見栄ももうこの国の人間は失ってしまったのかと情けない――というよりむしろ腹が立った。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
ことに、狭義の道徳――例えば修身の教科書の精神に裏づけられた言葉を、自己保存の本能から、ある安心感をもって聴くことを好み、それ以外の奇矯に走った異色ある言葉には、一応眉をひそめるのである。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
もう誰が、どんなところから突いて来たって、この作家は大丈夫なのだという安心感を得て、実に私は満足であった。
— 太宰治 『『井伏鱒二選集』後記』 青空文庫
いま考えると、当時の私の無警戒は、不思議なような気もするが、しかし、正しい人というものは、何か安心感を与えてくれるもののようである。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
イーチャンが終ると、柱時計を見上げて、五時を指している針を見た時、だから銀ちゃんは軽い後悔と共に、何か諦めた安心感を感じたが、実は時計は故障で停っていたのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
我々には安心感があった。
— THE RED-HEADED LEAGUE 『赤毛連盟』 青空文庫
ことは私たちが生きる日々の安心感の根拠にかかわる。
— 津野海太郎 『本はどのように消えてゆくのか』 青空文庫
モノとしての電子本ができあがり、私たちが新しい安心感の根拠を手に入れる。
— 津野海太郎 『本はどのように消えてゆくのか』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安心感について考えている。
安心感という言葉は日本語で重要だ。
彼は安心感の意味を理解している。
この文には安心感が含まれている。