幻灯
げんとう
名詞
標準
slide (used for projection)
文例 · 用例
アセチリン瓦斯も光が強いので、自転車のランプ、活動幻灯等に用いられているが、瓦斯の悪臭が如何にもいやなので、家庭用には面白くない。
— 寺田寅彦 『ランプのいろいろ』 青空文庫
しかるに今度スミス氏の発明したものでは、たた一つの幻灯器に一枚の長いフィルムを使って天然色を現すのである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
かくして得たフィルムを普通の活動幻灯器で写し出し、同時にフィルムの後で赤と緑の膜を張った円板を廻転し、赤の光で撮った写真の出る時は赤の膜が来るように、緑の写真には緑の膜が出るようにすればよい。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
この写真並びに幻灯に用いる赤緑二色の膜の色が最も研究を要するところであるらしい。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
外は倫敦の深い霧が立ちこめて、青い幻灯の街路を、外套の襟に顔をうずめて各国の女が相変らず男から男に身を売って、凍った地面を高い踵で音楽のように敲いて行ったり来たりしていた。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
それを当込みて、中村座の十月興行に「音聞浅間幻灯画」を上演し、団十郎、菊五郎、秀調、松之助、家橘ら出勤。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
明治以後、演劇の向上に尽力したるは周知の事実にて、古河新水の名を以て上演したる自作の脚本「文珠九助」「島の為朝」「三府五港写幻灯」などあり。
— 岡本綺堂 『明治演劇年表』 青空文庫
この夜も月で、やゝ西に傾いた光が表町の広い道の三分の二をくつきりと白く照らし三分一は南の家並で黒く陰つて居ました、僕の立て居た処は此黒い影の中であるから、向を見て居ると恰度幻灯を見て居るやうです。
— 國木田獨歩 『夜の赤坂』 青空文庫
作例 · 標準
祖父の遺品整理をしていたら、昔の家族旅行の様子を記録した古い幻灯が見つかった。
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暗くした教室で幻灯を壁に映し出すと、子供たちは食い入るように物語の世界に見入っていた。
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幻灯を一枚ずつ入れ替えながら、旅の思い出を友人たちに語って聞かせた。
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標準
magic lantern
作例 · 標準
映画が普及する以前、幻灯は不思議な視覚体験を提供する娯楽として人々を魅了した。
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博物館の展示室で、真鍮製の美しい装飾が施された19世紀の幻灯を見学した。
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幻灯のレンズから漏れる淡い光が、幻想的な風景を部屋の中に映し出している。
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