神品
しんぴん
名詞
標準
inspired work
文例 · 用例
それは鼎のことであるからけだし当時宮庭へでも納めたものであったろう、精中の精、美中の美で、実に驚くべき神品であった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
ほんとうにすぐれた理論物理学者の論文の中には、真に東洋画特に南画中の神品を連想させるものがある。
— 寺田寅彦 『備忘録』 青空文庫
これを、詩人が一本の万年筆と一束の紙片から傑作を作りあげ、画家が絵の具とカンバスで神品を生み出すのと比べるとかなりな相違があるのを見のがすことはできない。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
風景や静物にもすばらしいのはあるが、その女の肖像画にいたっては神品だというよりほかに言葉がない。
— 有島武郎 『ドモ又の死』 青空文庫
ダヴィンチは、ばかな一こくの辛酸を嘗めて、ジョコンダを完成させたが、むざん、神品ではなかった。
— 太宰治 『俗天使』 青空文庫
何百年、何千年経っても不滅の名を歴史に残しているほどの人物は、私たちには容易に推量できないくらいに、けたはずれの神品に違いない。
— 太宰治 『鉄面皮』 青空文庫
それは鼎のことであるから蓋し当時宮庭へでも納めたものであつたらう、精中の精、美中の美で、実に驚くべき神品であつた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
土牛はその気質の上からいつても運命的な作家であつたといふ意味からも画壇の七不思議の一つであつたことは確かである、印象批評が彼を「名人芸だ」とか「神品」だとか言つて、何事も語らなかつたから、一層不思議さはふかまつた。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
作例 · 標準
この絵画は、まさに神品と呼ぶにふさわしい傑作だ。
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彼の生み出す音楽は、時として神品のような輝きを放つ。
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あの作家の初期の作品には、若き日の情熱が詰まった神品が多い。
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