逸品
いっぴん
名詞頻度ランク #16161 · 青空 149 例
標準
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文例 · 用例
こは君|逸品古色ありと抱いて歸れば有情なりや味よきしづくの淺紫なるにけ高き千古の春を知りぬ。
— 萩原朔太郎 『古盃』 青空文庫
これは、まさしく逸品である。
— 太宰治 『「人間キリスト記」その他』 青空文庫
例へば、比の作品中の逸品とも云ふべき「或る日の大石内蔵之助」の中で、氏が内蔵之助の心理の底に捉へてゐるものの如きは、その明智の冴えを遺憾なく語つてゐるものであらう。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
最近の逸品と云はれてゐる「秋」の如き、「秋山図」の如きは明にその例であらう。
— ――全人間的な体現を――(その一、芥川龍之介氏) 『現代作家に対する批判と要求』 青空文庫
その後、さまざま画いてみても、その思い出の中の逸品には、遠く遠く及ばず、自分はいつも、胸がからっぽになるような、だるい喪失感になやまされ続けて来たのでした。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
朝より暮に至るまで、紙に臨み筆を執つたからとて、字や句の百千萬をば連ね得はするだらうが、それで詩歌の逸品は出來ぬ。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「光陰」のタッチの軽快、「瘤」のペエソス、「百日紅」に於ける強烈な自己凝視など、外国十九世紀の一流品にも比肩出来る逸品と信じます。
— 太宰治 『風の便り』 青空文庫
そしてついに、こんどこそはと思われる逸品ができあがりつつあった。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
作例 · 標準
職人が丹精込めて作り上げたこのガラス工芸は、まさに逸品と呼ぶにふさわしい。
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彼は古いレコード店で、ずっと探していたジャズの名盤という逸品を見つけた。
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彼女から贈られたこの万年筆は、書き味もデザインも素晴らしい逸品だ。
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このワイナリーでしか手に入らない限定醸造のワインは、通の間で逸品として知られている。
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