名品
めいひん
名詞頻度ランク #32502 · 青空 131 例
標準
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文例 · 用例
―― 泉殿に擬えた、飛々の亭のいずれかに、邯鄲の石の手水鉢、名品、と教えられたが、水の音より蝉の声。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
やっと覆いを取ると、眼を開いたまま寝ていた小石の上の金魚中での名品キャリコは電燈の光に、眼を開いたまま眼を醒して、一ところに固っていた二ひきが悠揚と連れになったり、離れたりして遊弋し出す。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
二三年前、O市に水産共進会があって、その際、金牌を獲ち得たこの金魚の名品が試験所に寄附されて、大事に育てられているのだ。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
鼈四郎は檜垣の主人に対しては対蹠的に、いつも東洋芸術の幽邃高遠を主張して立向う立場に立つのだが、反噬して来る檜垣の主人の西洋芸術なるものを、その範とするところの名品の複写などで味わされる場合に、躊躇なく感得されるものがあった。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
―― 泉殿に擬へた、飛々の亭の孰れかに、邯鄲の石の手水鉢、名品、と教へられたが、水の音より蝉の声。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
さりながら、この弄獅子一篇は、ちかごろ文壇随一の名品とも云ふべく、理屈はさておき、わたしの知合ひの文筆に関りのない人達、つまりは平凡な読書生だつて、また高きを索める芸術家肌の人達にしろ、挙つて感心し、つゞきを待つてゐない者はひとりもありません。
— 牧野信一 『浪曼的月評』 青空文庫
この彦太楼尾張屋の主人というは藐庵や文楼の系統を引いた当時の廓中第一の愚慢大人で、白無垢を着て御前と呼ばせたほどの豪奢を極め、万年青の名品を五百鉢から持っていた物数寄であった。
— ――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド―― 『淡島椿岳』 青空文庫
虚堂禅師の筆が、家康の手から紀伊大納言に下されたことを聞いた当時の老中方は、かねて噂にのみは聞いたことのある名品である。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
作例 · 標準
彼は骨董市で、偶然にも貴重な名品を見つけた。
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このデパートでは、世界中から集められた名品が並んでいる。
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職人の手によって丁寧に作られたその器は、まさに名品と呼ぶにふさわしい。
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