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渋み

しぶみ
名詞頻度ランク #40404 · 青空 24
1
標準
astringency
文例 · 用例
この人の絵には落ち着いた渋みの奥にエロティックに近い甘さがある。
寺田寅彦 昭和二年の二科会と美術院 青空文庫
そのうえ、どことはなく人品|骨柄に渋みがあって鍛えられたところがあって、寂び冴えすらもがたたえられて、さすがは名取りの焼き人形師と思われる名工ぶりでした。
献上博多人形 右門捕物帖 青空文庫
櫛だの半襟だの下駄などの好みにも、下町の堅気の家の神さんに見るような渋みが加わって来た。
徳田秋声 青空文庫
鮮やかな形のうちに清い渋みをたたえたライラック色の花弁は、水のように日を燦かすフレームの中で、無邪気な、やや憂いを帯びた蝶が、音を立てず群れ遊ぶように見えた。
――ふるき市街の回想―― 小景 青空文庫
私たちは幼少のころ現実的な労苦と渋みに対し、鍛錬されることがあまりに足りなかった。
倉田百三 光り合ういのち 青空文庫
広い道を歩くものが自分ひとりになると共に、この頃の朝の空気の、毛髪の根を緊縮させるような渋み味を感じた。
森鴎外 青年 青空文庫
年齢の渋みのかかった艶のいい皮膚、半白の髪、毛の長い眉、底の見透せぬ老成した眼付、意志の頑強そうな口元……。
豊島与志雄 傷痕の背景 青空文庫
娘たちが逞しく、しかし渋みがあって、少し憂鬱な青年を好めばそうした青年が本当にあらわれてくる。
――恋愛―― 学生と生活 青空文庫
作例 · 標準
この赤ワインは、豊かな香りと程よい渋みが特徴だ。
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紅茶の渋みが、ケーキの甘さを引き立てる。
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未熟な果物には、強い渋みがある。
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2
標準
austere elegance
作例 · 標準
彼の作品には、派手さはないが奥深い渋みがある。
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古民家には、現代の建築にはない独特の渋みが感じられる。
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その着物のデザインは、渋みの中に繊細な美しさを秘めている。
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ウィキペディア

渋み(しぶみ)、渋さ(しぶさ)は日本の伝統的な美意識の一つ。美術・工芸を表現する概念であり、華やかでなく落ち着いた趣がある、地味で深い味わいを指す。

出典: 渋み — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0