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虚静

きょせい
名詞
1
標準
calm and free of ambition or care
文例 · 用例
人間の死体のみが持つ虚静の美をこの娘は生ける肉体に備えていた。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
既に早く射を離れた彼の心は、ますます枯淡虚静の域にはいって行ったようである。
中島敦 名人伝 青空文庫
指をふりほどこうとあせった源十郎も、虚静を要とし物にふれ動かず――とある擁心流は拳の柔と知るや、容易ならぬ相手とみたものか、小蛇のようにからんでくる指にじっと手を預けたまま、がらりと態度をあらためて、「いや。
乾雲坤竜の巻 丹下左膳 青空文庫
婦人にても、これによくその回転すべき理なきを説き明かし、その場に臨んで目を閉じて、つとめてその心を虚静に保たしむるときは、たいてい回転せざるものなり。
井上円了 妖怪玄談 青空文庫
しかれども、前来数回経験してその回転を見たるものは、自然に前時の思想に支配せらるるをもって、その心を虚静に保つことはなはだ難しとす。
井上円了 妖怪玄談 青空文庫
また後出三の十において、「意志を節約する」というが、それは学問においても政治においても、虚静恬淡を説く老荘の思想に通ずるものをもっている。
ESSAIS DE MONTAIGNE モンテーニュ随想録 青空文庫
作例 · 標準
長年の努力の末、彼はついに虚静の境地に至り、質素な生活に満足した。
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その僧侶の修行は、世俗的な欲望からの離脱、すなわち虚静を目指すものだった。
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老年期に入り、彼女は過去の野心に囚われることのない、平和な虚静を見出した。
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