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威霊

いれい
名詞
1
標準
powerful spirit
文例 · 用例
その美しき花の衣は、彼が威霊を称えたる牡丹花の飾に似て、根に寄る潮の玉を砕くは、日に黄金、月に白銀、あるいは怒り、あるいは殺す、鋭き大自在の爪かと見ゆる。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
雑言も程こそあれ、世にも恐ろしき神の威霊の近き験を今見ざるか。
木下杢太郎 南蛮寺門前 青空文庫
(赤人) 白雲、黒雲、積雪、潰雪、閃電、猛雷、是等のものを用役し、是等のものを使僕し、是等のものを制御して而して恒久不変に威霊を保つもの、富嶽よ、夫れ汝か。
北村透谷 富嶽の詩神を思ふ 青空文庫
律法儀式にのみ拘泥したる羅馬教の胎内よりプロテスタニズム生れ出で、プロテスタニズムよりピユリタニズム生じ、ピユリタニズムによりて、長く人心を苦しめたる君主専制の陋弊を破りたる自由の思想の威霊あるものを奮興したり。
北村透谷 各人心宮内の秘宮 青空文庫
われは函嶺の東、山水の威霊少なからぬところに産れたれば、我が故郷はと問はゞそこと答ふるに躊躇はねども、往時の産業は破れ、知己親縁の風流雲散せざるはなく、快く疇昔を語るべき古老の存するなし。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
山水もはた昔時に異なりて、豪族の擅横をつらにくしとも思ずうなじを垂るゝは、流石に名山大川の威霊も半死せしやと覚て面白からず。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
一つずつかわるがわる吠ゆる声、可怪しき鐘の音のごとく響きて、威霊いわん方なし。
泉鏡花 遠野の奇聞 青空文庫
ここに摩利支天の威霊を安置す。
泉鏡花 黒壁 青空文庫
作例 · 標準
古来より、山岳信仰ではその地の威霊に祈りを捧げてきた。
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その神社の本殿には、人々の信仰を集める強力な威霊が宿っていると言われている。
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「この森の奥には、古の威霊が眠っているらしいぞ…近づかない方がいい。」
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2
標準
power of the emperor
作例 · 標準
古代の天皇は、その威霊によって国土を統治したと伝えられている。
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祭祀を通じて、天皇の威霊は神々とつながり、国家の安寧を保つと考えられていた。
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「かつては、天皇の威霊こそが国の根幹だったのです。」
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