威令
いれい
名詞
標準
authority
文例 · 用例
半死の船子は最早神明の威令をも奉ずる能わざりき。
— 泉鏡花 『取舵』 青空文庫
その上、応仁の乱が十一年も続き、京都は戦塵の巷となつて、将軍の威令が地に落ちたのだから、天下は分崩して、実力ある者が各地に割拠する戦国の世となることは、当然の帰結であつた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
然して威令の行わるる所、既に前に瞻て後に仰ぎ、聡明の及ぶ所、反って小を察して大を遺る。
— 田中貢太郎 『令狐生冥夢録』 青空文庫
――黙っているのは『深夜の市長』の威令が行われている証拠だよ。
— 海野十三 『深夜の市長』 青空文庫
つい最近にも、どこの市だったかしかとは覚えていないが、さる警察署長から上申書が提出されて、その中には、国家の威令が危殆に瀕していること、警察署長という神聖な肩書がむやみに濫用されていること等が明記されていたそうである。
— ニコライ・ゴーゴリ 『外套』 青空文庫
一挙にして共和制をくつがえして帝国を建て、民衆の声に代うるに皇帝の命令をもってし、全ヨーロッパ大陸に威令したナポレオンは、実に自ら知らずしてかの赤児の保母であった、偉人の痛ましき運命の矛盾である。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
この頃は幕府も末の末で、有司の威令は行なわれず、将軍の威厳さえほとんど傾き、市中は文字通り無警察で、白昼切取強盗さえあった。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
范志清は時には無謀大胆で、そして常に勇敢で、威令を振いました。
— ――近代伝説―― 『三つの悲憤』 青空文庫
作例 · 標準
国王は民衆の信望を集め、その威令は国中に響き渡った。
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社長の威令のもと、全社員が一丸となってプロジェクトを推進した。
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指導者の威令なくして、組織をまとめ上げることはできない。
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