偉徳
いとく
名詞
標準
great virtue
文例 · 用例
列聖の鴻業偉徳と祖宗が洪蹟とは炳として天日とその光を争ふ。
— 津田左右吉 『史論の流行』 青空文庫
暫くゆくと自転車を坂の下に落として、自分一人は草を掴めば上れるが、自転車を置いとくわけにもいかずといふ災難者にあつた。
— 中原中也 『(七銭でバットを買つて)』 青空文庫
〔ゆがみつゝ月は出で〕宮沢賢治ゆがみつゝ月は出でうすぐもは淡くにほへり汽車のおとはかなく恋ごゝろ風のふくらしペンのさやうしなはれ山の稜白くひかれり汽車の音はるけくなみだゆゑ松いとくろしかれ草はさやぎてわが手帳たゞほのかなり
— 宮沢賢治 『〔ゆがみつゝ月は出で〕』 青空文庫
僕の手元に置いとくと、あんまり短く短くと骨を折り過ぎて、どうやら文章が無くなつてしまひさうだよ。
— 南部修太郎 『氣質と文章』 青空文庫
」「いや/\、そこで、この際、皆が一ツにかたく結びついとくことが必要なんだ。
— 黒島傳治 『土鼠と落盤』 青空文庫
あそこは店の中でも一番暗い処で、私が珍本と思った本だけをソーッと固めて置いとく処ですからね。
— 夢野久作 『悪魔祈祷書』 青空文庫
それは兎に角として、この草稿を「何故、自分の手許に置かれないのですか」と私が訊くと、「手許に置いとくとまた釣り込まれそうなので危くて危くて」という。
— 岡本かの子 『宝永噴火』 青空文庫
「皆さん、妙なことを訊くようだが、もうお前さんも学校は卒業間際だから訊いとくが、何かい、お嫁なら向うの家の娘さんでも貰いなさるかね」 母親は、わざとお涌を娘さんといったり、息の詰るのを隠して何気なく云った。
— 岡本かの子 『蝙蝠』 青空文庫
作例 · 標準
高僧の偉徳を偲び、全国から多くの信徒がこの寺に集まった。
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先生の偉徳に感銘を受け、私も教育の道を志すことに決めたのです。
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その王は武力ではなく、自身の持つ偉徳によって国を一つにまとめたと伝えられている。
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創業者の偉徳を称えるため、本社ビルの前に銅像が建立された。
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