頭上
ずじょう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #15399 · 青空 1809 例
標準
overhead
文例 · 用例
『なぐれ』『たため』『しめろ』雜然たる叫聲の中、殺氣は既に滿ち渡つて、氣早の若者は行成横合から飛び出して、思ひ切り芳の天窓を擲つた、續いて何處よりともなく、拳の雨は彼の頭上に降り注いだのである。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
……王の射手エーナール・タンバルスケルヴェはエリック伯をねらって矢を送ると、伯の頭上をかすめて舵柄にぐざと立つ。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
なぜ、あなたは頭上を見ないのです。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ぽかん、ぽかん、と無慈悲の櫂が頭上に降る。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
碁盤の目ほどに窓の多いデパートメント、タンクを伏せたように重っ苦しい大屋根、長方形の箱を、手品師の手際で累積したようなアメリカ式鉄筋コンクリートの高層築造物は、垂直の圧力を通行人の頭上に加えて虚空の「通せん坊」をしあっている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
また森林に入ってからは、途は前ほどに均らされておらず、木の根岩角は、旧道のおもかげを存して古のお中道が、断絶された凧の糸のように、頭上に懸かっているのが指さされる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
朝の霧が、方々から烟のように這っているほど、快晴であるが、一合目辺をカッキリ境界線にして、頭上の富士山は、雲のためにまるで見えず、天上の空次第に低く垂れて、屋根の上を距ること僅に三尺。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
ドドーン、ドドーン、ドーン、バラバラ、ドワーン 小林の頭上に、丁度、彼自身の頭と同じ程の太さの、滅茶苦茶に角の多い尖った、岩片が墜ちて来た。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
作例 · 標準
頭上を巨大な旅客機が通過し、凄まじい轟音が辺りに響き渡った。
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森の中を歩いていると、頭上の枝から小さな木の実が落ちてきた。
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満天の星が頭上に広がり、その美しさに思わず言葉を失った。
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