天頂
てんちょう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #40209 · 青空 59 例
標準
zenith
文例 · 用例
しかし少数のある人々はこの生涯の峠に立って蒼空を仰ぐ、そして無限の天頂に輝く太陽を握もうとして懸崖から逆さまに死の谷に墜落する。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
夕方珍しい電光 Rocket lightning が西から天頂へかけての空に見えた。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
そして新星はかなり天頂に近く白鳥座の一番大きな二等星と光を争うほどに輝きまたたいているのであった。
— 寺田寅彦 『小さな出来事』 青空文庫
もう一つのは茎の先端がずっと延びてもう一ぺん上向きに生長し、そうしてちゃんと天頂を向いた花を咲かせていた。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
バンベルヒの天頂儀をすえ付けて天頂近く子午線を通過する星を観測してこの地点の緯度をできるだけ精密に測定しておく、そうして他日また同じ観測を繰り返して、この地点が火山活動の影響のためにいくらかでも移動するかどうかを験出しようというのである。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
その夜|星野温泉へ帰って戸外へ出て空を仰いだら久しぶりで天頂に星がきらきら輝いているのが見えた。
— 寺田寅彦 『小浅間』 青空文庫
いまはすっかり青ぞらに変ったその天頂から四方の青白い天末までいちめんはられたインドラのスペクトル製の網、その繊維は蜘蛛のより細く、その組織は菌糸より緻密に、透明清澄で黄金でまた青く幾億互に交錯し光って顫えて燃えました。
— 宮沢賢治 『インドラ[※1]の網』 青空文庫
……熟と天頂の方を見ていますとね、さあ、……五階かしら、屋の棟に近い窓に、女の姿が見えました。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
作例 · 標準
真夏の太陽が天頂に達し、影が自分の足元にすっぽりと隠れてしまうほどの強い日差しが降り注いでいる。
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望遠鏡のレンズを天頂に向け、都会の夜空でもひと際明るく輝く夏の大三角形を探した。
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彼はキャリアの天頂にいた頃、突然全ての役職を辞任して隠居生活を始めたので世間を驚かせた。
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ウィキペディア
天頂 とは、天文学における概念で、天球上において観測者の真上に当たる点を指す。正確には、地平座標で高度が+90度の極をなす点である。
出典: 天頂 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0