凪
なぎ
名詞頻度ランク #26240 · 青空 152 例
標準
calm (at sea)
文例 · 用例
三造は、嵐の前の夕凪のやうに、無気味に静かである。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
口々に La mer est calme, la mer est calme.(好い凪だ)と云っている。
— 寺田寅彦 『追憶の冬夜』 青空文庫
峰から峰の偃松は、暴風雨のあとの海原のように凪いで、けろりと静まりかえっている、谷底の風の呻吟は、山の上が静粛になるだけ、それだけ、一層|凄まじく高く響いて来る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
凪いでると云うんでもないし、暴化てる訳でもなかった。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
翁は相変わらず螺の腹にえび蔓の背をしてこそおれ、達者で、あさけ夕凪には戸外へ出て、山々の方を眺めた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
土地不案内に加えて、右往左往した上、乗った船もここにはやてを除け、かしこに凪ぎを待つという進み方なので山の祖神の翁の上に人間の歳月の半年以上は早くも経ってしまった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
また瀬戸内海の沿岸では一体に雨が少なかったり、また夏になると夕方風がすっかり凪いでしまって大変に蒸暑いいわゆる夕凪が名物になっております。
— 寺田寅彦 『瀬戸内海の潮と潮流』 青空文庫
菓子が三人に分配される、とすぐに去ってしまう、風の凪いだようにあとは静かになる。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
作例 · 標準
朝焼けの海は、風もなく穏やかな凪の状態だった。
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嵐の後の凪は、すべてを洗い流したかのような静けさだった。
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船は凪の中をゆっくりと進み、水平線には夕日が沈んでいった。
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ウィキペディア
凪 は、それまで吹いていた風がしばらくの間なくなった状態をいう。波がなくなり海面が静まった状態も含めて指すことがある。
出典: 凪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0