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衷心

ちゅうしん
名詞
1
標準
innermost feelings
文例 · 用例
しかし、又一方から見ると作者の愛が實際にその衷心から滲み出てゐる例へば「小さき者へ」の中に於ける、子供に對する主人公の愛といつたやうな場合には、そこに釀されてゐる實感の強さから、可成り感動して作品を讀む事が出來ます。
南部修太郎 三作家に就ての感想 青空文庫
科学は十分に尊敬し、十分に愛護し、そして其の生長して偉才卓能をあらはすのを衷心より歓迎せねばならぬ。
幸田露伴 震は亨る 青空文庫
……すこしの遅疑も躊躇もせずにグングン突き進んで来る傲慢なその態度に対する本能的な反抗心が、衷心から湧き起って、全身に満ち満ちた。
夢野久作 線路 青空文庫
衷心騒がしき時いかで外界の物音を聞き得ん。
国木田独歩 わかれ 青空文庫
私が自ら生活して行く根柢を立派に有つてあゝ云ふ突飛なことをして迷惑を地主に与へると云ふことに就ては衷心忸怩たるものがないではないが私は自分の正しい文芸的労働の結果に其の生活の根柢を有して居る積りで居るし、地主を困らせる為めに行つた土地解放ではないから地主に同情はするが疚しい点はない。
有島武郎 狩太農場の解放 青空文庫
説明的であり理知的である小説や戲曲によつて自分を表現するのでは如何しても物足らない衷心の要求を持つてゐた。
有島武郎 詩への逸脱 青空文庫
修業の仕方一つでその人々と同じものか、或いは似ていて自分が衷心求めている神秘を確に自分の中に持ち来せるのである。
岡本かの子 宝永噴火 青空文庫
」 松村の衷心の声はかう云つて彼の決心を促した。
平出修 瘢痕 青空文庫
作例 · 標準
彼は衷心より故郷の平和を願っていた。
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お祝いの言葉を衷心より申し上げます。
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彼女の衷心からの感謝の言葉に、私も胸が熱くなった。
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