刻
きざ
名詞頻度ランク #16897 · 青空 4518 例
標準
scratch
文例 · 用例
カヤリの煙がユラユラと壁に映つて、十一時頃であり、そのうちまた出掛けさうな気配にもなつたりして、時は刻々に過ぎつゝあつた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
彼は想起される印象を、刻々新しい概念に、翻訳しつつあつたのです。
— 中原中也 『宮沢賢治の詩』 青空文庫
訓導宮沢賢治早くもひとり雪をけりはるかの吹雪をはせ行くは木鼠捕りの悦治なり三人ひとしくはせたちて多吉ぞわらひ軋るとき寅は溜りに倒れゐし赤き毛布にくるまりて風くるごとに足小刻むは十にたらざる児らなれや吹雪きたればあとなる児急ぎて前にすがりつゝ一列遠くうすれ行く
— 宮沢賢治 『訓導』 青空文庫
世に、真実と、虚飾との二つがあることは先刻知れ渡つてゐる。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
先刻の誤解が度重り、Bがなんとか伸理解明せんものとする。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
僕の連れの男は僕の丁度直ぐ前の席に、もう先刻から眠つてゐる。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
言葉が如何に現実にとつてまどろつこしいものであるかは、諸君も先刻御承知であらうし、恐らく諸君が考へてゐられる以上にそれは事実だ。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
先刻まで頻りに喋舌つてゐた三田村はスツカリ黙つてゐる。
— 中原中也 『夏の夜の話』 青空文庫
作例 · 標準
柱の刻は、兄と背比べをした懐かしい記憶を思い出させる。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼はナイフで木の枝に一つ一つ丁寧に刻を入れていった。
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この古い剣の刃には、いくつもの戦いを経てきたであろう無数の刻が残っている。
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