危座
きざ
名詞動詞-サ変
標準
sitting up straight
文例 · 用例
女、しばしが程は、危座して酌せしが、浪次第にあらくなるまゝに、堪へ兼ねて横臥しぬ。
— 大町桂月 『金華山』 青空文庫
危座して自分を諌めるかも知れぬ。
— 田山花袋 『蒲団』 青空文庫
滔々たる天下その師弟の間、厳として天地の如く、その弟子は鞠躬として危座し、先生は茵に座し、見台に向い、昂然として講ず。
— 徳富蘇峰 『吉田松陰』 青空文庫
けれども同時に何かしら腑に落ちない妙な疑問が、別に新しく心の底にきざしてきた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
理智で切りきざんだ工合いの芸でなければ面白くないのです。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
額はあくまでもせまく皺が横に二筋はっきりきざまれていて、もう、なっちゃいない。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
凧のかげ夕方かけて読書かな夕立やかみなり走る隣ぐに沓かけや秋日にのびる馬の顔鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな秋ふかき時計きざめり草の庵石垣に冬すみれ匂ひ別れけり 彼の俳句の風貌は、彼の人物と同じく粗剛で、田舎の手織木綿のやうに、極めて手触りがあらくゴツゴツしてゐる。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
たいていの店は早く仕舞って、寂れた町に渦巻き立つ砂ほこりの中を小きざみに行く後姿が非常に心細げに見えた。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
作例 · 標準
師匠の前で、弟子たちは緊張した面持ちで危座していた。
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長時間の危座で、足が痺れて感覚がなくなってしまった。
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面接官を前に、彼は背筋を伸ばして危座した。
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