安定感
あんていかん
名詞
標準
sense of stability
文例 · 用例
たださあ、ちがうものがならんでいるほうが、おなじものがならんでいるより、いいんじゃないかなあ」「建物ってのはよ、安定感がなきゃあ、ダメなんだって」 こいつらは、建築家にでもなる気なのか、と慶一はうんざりした。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
つまり物理的安定感て奴を望むのだね。
— 原民喜 『椅子と電車』 青空文庫
喫茶店へ入っても大概の奴が無意識に壁の方へくっつくのがそれで、結局人間は何か安定感を絶えず求めてゐるのださうだ。
— 原民喜 『四五ニズム述懐』 青空文庫
今も私は消滅した郷里の牧歌―そこにはともかく子供らしい安定感があった―を書きのこしておきたいと頻りに夢みる。
— 原民喜 『広島の牧歌』 青空文庫
しかし私の顔も私の死ぬる前になれば、これはこれなりにもう少ししつくりと落ちつき、今よりはずつと安定感を得てくるに相違ない。
— 伊丹万作 『顔の美について』 青空文庫
今日の日本の人々の感情の中には、もとよりファシズムでもない、さりとて共産主義にもつきかねて、何処かに安定感を求めている感情があります。
— 宮本百合子 『新しい抵抗について』 青空文庫
確かにこの所謂「挙国一致」は国民に生活安定感を与えることが一応出来る。
— 戸坂潤 『挙国一致体制と国民生活』 青空文庫
処がそれにも拘らず、いやそれであるが故に、この国民生活安定感は、観念的な安定感だというのである。
— 戸坂潤 『挙国一致体制と国民生活』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日安定感について考えている。
安定感という言葉は日本語で重要だ。
彼は安定感の意味を理解している。
この文には安定感が含まれている。