財宝
ざいほう
名詞頻度ランク #27688 · 青空 585 例
標準
treasure
文例 · 用例
虚偽の情味を購ふに虚偽の財宝を以てするのであつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
十七、老後財宝所領に心なし。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
十七、老後の財宝所領に心掛けるどころか、目前の日々の暮しに肝胆を砕いている有様で苦笑の他は無いが、けれども、老後あるいは私の死後、家族の困らぬ程度の財産は、あったほうがよいとひそかに思っている。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
ばばさまのへそくりを拝借したとしても、それは一家の内の事で、また、地中に埋もれた財宝を、掘り出して世に活用せしめたのは考え様に依っては立派な行為とも言えると思うのです。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
大日本史や、記に「将門撃つて三千人を殺す」とあるのは大袈裟過ぎるやうだが、敵将維幾を生捕りにし、官の印鑰を奪ひ、財宝を多く奪ひ、営舎を焚き、凱歌を挙げて、二十九日に豊田郡の鎌輪、即ち今の鎌庭に帰つた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
」「金銀財宝、何なりと思召す通りに計らいましても。
— 幸田露伴 『雪たたき』 青空文庫
しかるにこの度は、先方の父親が、若様の御支配遊ばす、わたつみの財宝に望を掛け、もしこの念願の届くにおいては、眉目容色、世に類なき一人の娘を、海底へ捧げ奉る段、しかと誓いました。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
其の長者の家では日々奴隷を海と山に入れて、海の宝、山の宝を集め執らしたので、倉と云う倉には金銀財宝が満ち溢れていたが、人には爪のさきほども施してやる心がなかった。
— 田中貢太郎 『長者』 青空文庫
作例 · 標準
洞窟の奥深くに眠る伝説の財宝を求めて、探検隊は出発した。
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沈没船から引き揚げられた金貨や宝石は、まさに歴史的な財宝だった。
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彼は「君との思い出こそが、私にとって何物にも代えがたい財宝だ」と言った。
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