珍宝
ちんぽう異読 ちんぼう
名詞
標準
rare treasure
文例 · 用例
余は彼の船上に飛び乗りただちに船内に走入って見るに、その船内の華麗しき事あたかも古代の王宮のごとく、近世の人は夢想する事も出来ぬ奇異の珍宝貨財眼も眩するばかりにて、その間には百人の勇士を右に、百人の美人を左に、古代の衣冠を着けたる一人の王は、端然として坐しいたり、余は跳上って喜べり、オオ生ける人!
— 押川春浪 『南極の怪事』 青空文庫
鎌倉の声とともに、十方から呼吸を合はせ、七転八倒の騒に紛れて、妻子珍宝|掴次第。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
厚子を着た商売人なら千恵造とも珍宝とも、ギャア/\いわんやろ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
汝等男女こそ覿面の因果応報、思ひ知らずやと云ひも終らず、馬十の脳天を唐竹割にし、奈美女の死骸を打重ねて止刺刀を刺し、その上より部屋の中の珍宝、奇具を片端より覆へして打重ねたるまゝ本堂の下を潜りて外に出で、血刀と衣服を前なる谷川に洗ひ浄めて、悠々と方丈に帰り来りぬ。
— 夢野久作 『白くれない』 青空文庫
さて神体等を社殿へ並べて衆庶に縦覧せしめけるに、合祀を好まぬ狂人あり、あらかじめ合祀行なわるれば必ず合祀社を焼くべしと公言せしが、果たしてその夜、火を社殿に放ち、無数の古神像、古文書、黄金製の幣帛、諸珍宝、什器、社殿と共にことごとく咸陽の一炬に帰す。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
『起世因本経』二に転輪聖王世に出づれば主蔵臣宝出でてこれに仕う、この者天眼を得地中を洞し見て有王無王主一切の伏蔵を識るとあるから、よほど古くより梵土で伏蔵を掘って国庫を満たす事が行われたので、『大乗大悲分陀利経』には〈諸大竜王伏蔵を開示す、伏蔵現ずる故、世に珍宝|饒し〉という。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
女、父の勅を受け、摩尼珠および諸珍宝を持って、これを糞穢に蔵す。
— 南方熊楠 『易の占いして金取り出だしたること』 青空文庫
時に夫掘り取って、大いに珍宝と如意珠を獲。
— 南方熊楠 『易の占いして金取り出だしたること』 青空文庫
作例 · 標準
蔵の奥から出てきた古ぼけた茶器が、実は鑑定士も驚くほどの珍宝だった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
皇帝の宝物庫には、世界中から集められた珍宝が所狭しと並んでいる。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
この博物館の最大の目玉は、エジプトのピラミッドから発掘された黄金の珍宝だ。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview