財貨
ざいか
名詞頻度ランク #39958 · 青空 261 例
標準
commodity
文例 · 用例
先づ此被告の窃取した財貨は合計三円程のものである。
— 平出修 『公判』 青空文庫
此三円の財貨を被告が不法に窃取したために、郵便局長が調べ、警察が調べ、検事局が調べ、一審裁判所が調べ、今又控訴裁判所が調べた。
— 平出修 『公判』 青空文庫
それ占めたといふのであつたらう、忽ちに手対ふ者を討殺し、七八|艘の船に積載した財貨三千余端を掠奪し、かよわい妻子を無漸にも斬殺してしまつたのが、同月十九日の事であつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
財貨によつて物質的の滿足を自分の暖かな懷に感じた時凡ては此れを失ふまいとする恐怖から絶えず其心を騷がせつゝあるやうに、無盡藏な自然の懷から財貨が百姓の手に必ず一|度與へられる秋の季節に成れば、其の財貨を保つた田や畑の穗先が之を嫉む一|部の自然現象に對して常に戰慄しつゝ且泣いた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
ハクストハウセンが記したはアルメニア人言う、昔アレキサンドル王、その地にその妻妾を封じ込め、蛇をして守らしめたとあるも美女を財貨と同視しての談だ。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
西洋にはシセロ説に寝牀の下に鶏卵一つ匿されあると夢みた人が、判じに往くと、占うて、卵が匿され居ると見た所に財貨あるべしと告げた。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
どなたが寄進して下さるといっても、寺の修繕などはお断わり申します」 こういうふうであるから、諸人の信仰はいや増すばかりで、僧らは十余年のあいだに大いなる富を作ったが、又それを知っている賊徒があって、ある夜この寺を襲って師弟三人を殺し、貯蓄の財貨をことごとく掠めて去った。
— 閲微草堂筆記(清) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
巻煙草の吸ひ殻5・20(夕) 青楼へ遊びにゆく客といふものは、大抵見え坊で、内証はぴいぴいでも、懐中には山を購ひ、邸を購ひ、馬を購ひ、郵便切手を購ひ、お剰で若い妓の微笑を購ふ位の財貨は、いつも持合はせてゐるらしい顔つきをしてゐるものだ。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
作例 · 標準
昔は、米が重要な財貨として扱われていた。
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財貨の分配は、社会の公平性を測る指標となる。
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この国は、天然資源という貴重な財貨に恵まれている。
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