宝庫
ほうこ
名詞頻度ランク #16621 · 青空 186 例
標準
treasury
文例 · 用例
この航海のおもなる使命は純学術的よりはむしろより多く経済的なものであって、それも単にロシアの氷海を太平洋に連絡させるというのみでなく、莫大な富源の宝庫ヤクーツクの関門と見るべきレナ河口と、ドヴィナ湾との間に安全な定期航路を設定しようというのだそうである。
— 寺田寅彦 『北氷洋の氷の割れる音』 青空文庫
映画はある意味で具象そのものであって、その中には発見されうべき真なるものの無限の宝庫が隠れているからである。
— 寺田寅彦 『ニュース映画と新聞記事』 青空文庫
しかし「地図の言葉」に習熟した人にとっては、一枚の図葉は実にありとあらゆる有用な知識の宝庫であり、もっとも忠実な助言者であり相談相手である。
— 寺田寅彦 『地図をながめて』 青空文庫
リイは遠眼鏡を眼に当てながら、一番兄さんの宝物の鉄砲はどこにあるかと思いながら、「アム」 と云いますと、すぐに兄さんのアア王のお城の宝庫が見えました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
その宝庫には強そうな兵隊がチャンと番をしておりまして、その庫の奥にある大きな鉄の宝箱の中に立派な鉄砲が一梃ちゃんと立てかけてありました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
リイはそれを見つけると喜んですぐに、「マム」 と云いますと、もうその宝庫の中の宝箱の中の鉄砲のところへ来てしまいましたから、リイはその鉄砲を肩にかつぎました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
それから今度は次の兄さんのサア王のお城の方を向いて、宝物の刀はどこにあるだろうと遠眼鏡をのぞきながら、「アム」 と云いますと、やっぱりそのお城の宝庫の中の宝箱の中にチャンと蔵ってありましたから、すぐに、「マム」 と云うと、そこへ飛んで行ってその刀の紐を腰に結びつけました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
両方の家来は宝庫の中の宝の箱を開いて見ますと、どちらも宝物が無くなっていますので、肝を潰して、「お宝物の鉄砲が無くなっております」「お宝物の刀が無くなっております」 と青くなって両方の王様に言いました。
— 香倶土三鳥(夢野久作) 『雨ふり坊主・先生の眼玉に・奇妙な遠眼鏡』 青空文庫
作例 · 標準
この博物館の地下には、歴代の王たちが集めた美術品の宝庫が眠っている。
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正倉院の宝庫は、千年以上もの間、貴重な宝物を守り続けてきた。
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厳重な警備が敷かれた金庫室は、まさに国家の宝庫と呼ぶにふさわしい。
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標準
treasure trove
作例 · 標準
アマゾンの熱帯雨林は、まだ見ぬ新種の動植物がひしめく生物多様性の宝庫だ。
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街角の古本屋で見つけたボロボロの雑誌は、当時の流行を知るための情報の宝庫だった。
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祖父の屋根裏部屋は、私たち子供にとってワクワクするようなガラクタの宝庫に見えた。
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