洋字
ようじ
名詞
標準
characters used by Western civilization (esp. the Latin alphabet)
文例 · 用例
そのレッテルは、爪で半分以上も掻きはがされていましたが、洋字の部分が残っていて、それにはっきり書かれていました。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
可哀想に、あの子にはレッテルの洋字が読めないので、爪で半分掻きはがして、これで大丈夫と思っていたのでしょう。
— 太宰治 『人間失格』 青空文庫
その日の朝牛乳と共に女中の持って来た郵便物の中に、番地も宛名も洋字で書いた一封があったので、何心なく手に把ると、自分へ宛てたもので、その筆蹟にも見覚がある。
— 永井荷風 『つゆのあとさき』 青空文庫
細字の楷書で、其の能筆なることはむかし筆耕を業としたものの手に成つた写本に劣らず、洋字も極めて鮮明であつた。
— 永井荷風 『来訪者』 青空文庫
「印刷文明史」が傳へるところでは、「民間にありても漸く洋式活版術が行はるることとなり、洋字、漢字、假名の混淆した書册が刊行さるることとなつた。
— 徳永直 『光をかかぐる人々』 青空文庫
そこで、注音字母では一般に解るまいと思って拠所なく洋字を用い、英国流行の方法で彼を阿 Quei と書し、更に省略して阿Qとした。
— 魯迅 『阿Q正伝』 青空文庫
また洋字に改むるものは、なお米飯をもって麺包に代え、味噌をもって酥酪に代るがごとし。
— 清水卯三郎 『平仮名の説』 青空文庫
「おい、早仕舞にしようじゃないか」 秋山と云う、ライナーのハンドルを握ってるのが、小林に云った。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
作例 · 標準
昔の書物には、横書きで書かれた洋字が混じっていることがある。
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この碑文には、古代の洋字が刻まれている。
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彼は洋字を習得するため、熱心に勉強している。
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