幼時
ようじ異読 おさなどき
名詞名詞-の形容詞副詞
標準
childhood
文例 · 用例
それは夢多かりし幼時を過ごしたフランドルの哀愁にも因るのであらう。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
それはさて、人が皆その幼時に、欣怡の情を有することは確かである。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
またこの言葉は、おそらく蕪村が幼時に記憶したイロハ骨牌か何かの文句を、追懐の聯想に浮べたもので、彼の他の春の句に多く見る俳句と同じく、幼時への侘しい思慕を、恋のイメージに融かしたものに相違ない。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕪村はいつも、寒夜の寝床の中に亡き母のことを考え、遠い昔のなつかしい幼時をしのんで、ひとり悲しく夢に啜り泣いていたような詩人であった。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
蕪村特有の人情味の深い句であるが、単にそれのみでなく、作者が自ら幼時の夢を追憶して、亡き母への侘しい思慕を、遠い郷愁のように懐かしんでる情想の主題を見るべきである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
或る元日の朝、蕪村はその幼時の骨牌を追懐し、これを初日出のイメージに聯結させたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
「臍の緒に泣く」という言葉は奇警であって、しかも幼時の懐かしい思い出や、父母の慈愛深い追懐やが、切々と心情から慟哭的に歌われている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
即ちあの蕭条たる自然の中で、たよりなき生の孤独にふるへながら、赤々と燃える焚火の前に、幼時の追懐をまどろみながら、母の懐中を恋するところの情緒である。
— 萩原朔太郎 『冬の情緒』 青空文庫
作例 · 標準
彼は幼時を海外で過ごしたため、英語が堪能だ。
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幼時、私はよく秘密基地を作って遊んだものだ。
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この写真は、彼の幼時からの成長を記録している。
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