印地
いんじ
名詞
標準
team-based rock fight traditionally held on the fifth day of the fifth month
文例 · 用例
わが邦に昔行われた印地打ちだ。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
この石投げということは、俳諧の季題にある印地打ということなので、この風習は遠い昔に朝鮮から伝来したものらしく、今でも朝鮮では行われているそうだが、それが五月の行事となったのも、つまりは男子の節句という、勇ましいというよりもむしろ荒々しい気風にふさわしい遊戯であるからではなかろうか。
— 淡島寒月 『梵雲庵漫録』 青空文庫
既に近松門左衛門の『女殺油地獄』の中に――五月五日は女は家と昔から――という文句があるが、これも印地打のために女子供が怪我をするといけないから表へ出るなと、戒めたものであるらしい。
— 淡島寒月 『梵雲庵漫録』 青空文庫
七 印地打が朝鮮渡来の風習だという事は前に言ったが、同じ節句の柏餅も、やはり支那かもしくは印度あたりから伝えられたものであろう。
— 淡島寒月 『梵雲庵漫録』 青空文庫
17 印地打ちと、成年戒と、石の洗礼と。
— 折口信夫 『漂著石神論計画』 青空文庫
現にさき頃仏印地方に日本画の展覧会を開いた時も最も好評を博したのは水墨画であったという事であり、従って今後外国で展覧会を開く時は水墨画を多く出陳する方がいいというような説まで耳にする。
— 高村光太郎 『美の日本的源泉』 青空文庫
石打・印地打も他の府県ではよく例があり、その場所が地名になっているが、愛知県には見当らない。
— 柳田國男 『地名の研究』 青空文庫
決死の軍に超数学的の援兵がある真実は、幼少の時、阿部川の印地打ちの勝敗を予言したほどの家康は、知って知り過ぎている、それがなお且つ、それを計りそこねたのだ。
— 不破の関の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
端午の節句には、子供たちが泥団子を投げ合う印地を楽しんだ。
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昔の記録によると、印地は男の子たちの間で人気のある遊びだったらしい。
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「わー、今日の印地はすごい熱気だね!」と、観衆が歓声を上げた。
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