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名手

めいしゅ
名詞頻度ランク #23441 · 青空 396
1
標準
master
文例 · 用例
昨年の晩秋、ヨオゼフ・シゲティというブダペスト生れのヴァイオリンの名手が日本へやって来て、日比谷の公会堂で三度ほど演奏会をひらいたが、三度が三度ともたいへんな不人気であった。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
馬場は躊躇せず、その報いられなかった世界的な名手がことさらに平気を装うて薄笑いしながらビイルを舐めているテエブルのすぐ隣りのテエブルに、つかつか歩み寄っていって坐った。
太宰治 ダス・ゲマイネ 青空文庫
日本人が西洋の楽器を取ってならす事はならすが音楽にならぬと云うのはつまり弾手の情が単調で狂すると云う事がないからで、西洋の名手とまで行かぬ人でも楽の大切な面白い所へくると一切夢中になってしまうそうだ。
寺田寅彦 根岸庵を訪う記 青空文庫
正しく風に動力を借りるオランダ低地の風車は美でもあり、経済的でもあったろうが、レムブラントの名手に油絵、またはエッチングに取り入れられたあの風車の風景も、近来は電気工業に取って代られ、引き合わないために、風車はだんだん取り毀たれ、オランダ風物の代表は、全く失われんとしているとも聞いた。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
文藝春秋といふ雜誌は、文壇稀れに見る「頭腦の好い雜誌」であつて、編輯がキビキビとして居り、詰將棋の名手を見るやうな痛快さがある。
萩原朔太郎 常識家の非常識 青空文庫
日本へ帰ると踊りの名手、華麗な売笑婦、タルタン。
吉行エイスケ 飛行機から墜ちるまで 青空文庫
落手があるやうでは名手とは言へぬ。
―將棋いろいろ― 下手の横好き 青空文庫
名手小宮豊隆氏 小宮先生は今は文壇よりも學|界の方に專念されるやうになつてしまはれたが、私の知れる限りの文藝の道に携はる人|達の内では一|番の、百五十|點といふ球突の名手である。
南部修太郎 文壇球突物語 青空文庫
作例 · 標準
彼はバイオリンの名手として知られ、世界中のオーケストラと共演している。
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野球の守備において、彼はどんな難しい打球も処理する内野の名手だ。
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熟練の職人による名手の技が、この精巧な時計を作り上げている。
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2
標準
brilliant move (in go, shogi, etc.)
作例 · 標準
絶体絶命のピンチで放たれたその名手の一指しが、逆転勝利を呼び込んだ。
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解説者も驚くような名手が飛び出し、対局会場は一気に緊張感に包まれた。
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囲碁の対局で、相手の裏をかくような鋭い名手を繰り出す。
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