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銘酒

めいしゅ
名詞
1
標準
famous brand of sake
文例 · 用例
自分は昨年|塩山の停車場で、白ペンキ塗の広告板に、一の宮郷銘酒「白嶺」と読んで、これは「雪の白酒」ではあるまいか、さぞ芳烈な味がすることであろうと思った、また他で製糸所の看板に、白嶺社とあるのを見て、この社の糸の光には、天雪の輝きがあろう、衣に織ったらばさぞ、と考えたことがある。
小島烏水 雪の白峰 青空文庫
――實は其の以前に、小山内さんが一寸歸京で、同行だつた御容色よしの同夫人、とめ子さんがお心入の、大阪遠來の銘酒、白鷹の然も黒松を、四合罎に取分けて、バスケツトとも言はず外套にあたゝめたのを取出して、所帶持は苦しくつてもこゝらが重寶の、おかゝのでんぶの蓋ものを開けて、さあ、飮るぞ!
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
この付近に銘酒屋や矢場のあったことは、均平もそのころ薄々思い出せたのだが、彼も読んだことのある一葉という小説家が晩年をそこに過ごし、銘酒屋を題材にして『濁り江』という抒情的な傑作を書いたのも、それから十年も前の日清戦争の少し後のことであった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
そんな銘酒屋のなかには、この創始時代の三業に加入したものもあり、空地のほとりにあった荷馬車屋の娘が俄作りの芸者になったりした。
徳田秋声 縮図 青空文庫
昔は、ここは所謂銘酒屋のやうなものが、ずいぶん発達したところではあるまいかと思はれる。
太宰治 津軽 青空文庫
灘の銘酒、白鶴を、白鶴と讀み、いろ盛をいろ盛と讀む。
泉鏡花 寸情風土記 青空文庫
その内一円八十銭で銘酒一本買って、お祝、高峰順平と書いて丸亀へ届けさせ、残りの金を張ると、阿呆に目が出ると愛相をつかされる程目が出た。
織田作之助 放浪 青空文庫
南町の私の家を差覗く人は、薊や蒲生英の生えた旧い土蔵づくりの朽ちかゝつた屋根の下に、渋い店格子を透いて、銘酒を満たした五つの朱塗の樽と、同じ色の桝のいくつかに目を留めるであらう。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
作例 · 標準
山形の銘酒を冷やでいただきながら、地元の郷土料理に舌鼓を打つ。
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父の還暦祝いに、なかなか手に入らない幻の銘酒をプレゼントした。
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酒蔵巡りのツアーに参加して、各地の個性豊かな銘酒を試飲する。
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