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荒む

すさむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #2392 · 青空 383
1
標準
to grow wild
文例 · 用例
叱正や苛酷に痩せ荒む性情が却って多いとも云えようではないか。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
私は十銭の木戸銭を払って猛然と小屋の中に突入し勢いあまって小屋の奥の荒むしろの壁を突き破り裏の田圃へ出てしまった。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
また引きかえし、荒むしろを掻きわけて小屋へはいり、見た、小屋の中央に一|坪ほどの水たまりがあって、その水たまりは赤く濁って、時々水がだぶりと動く。
太宰治 黄村先生言行録 青空文庫
十月十一月、寒風の吹き荒むとともに、懐胎したカウの大群集は成長した幼獣、処女獣と南方に向って去り、半成牡も去り、そうして、かの絶倫なる諸王、ブル中の英雄たちも、不眠と絶食と間断なき性交とに、疲労困憊の極は、へとへとによろよろになってようやくに後から後から蹤いて去るのだ。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
馭者は心得ているので、どこからか荒むしろのようなものを貰って来て、馬の背中に着せてやる。
岡本綺堂 水鬼 青空文庫
庭さきには秋草の花咲きたる垣に沿うて荒むしろを敷き、姉娘|桂廿歳。
岡本綺堂 修禪寺物語 青空文庫
それでも身を容れる余地は十分にあるので、治三郎は荒むしろ二、三枚をひき出して土間に敷いて、疲れたからだを横たえた。
岡本綺堂 夢のお七 青空文庫
それは、アバディーン地方特有の東北風が連日、雨と雹とを伴って吹荒む沈鬱な八月であった。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
作例 · 標準
放置された田畑は次第に荒んでいき、今では野生動物の住処になっている。
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都会の喧騒の中で生活していると、時々自分の心が荒んでいくのを感じる。
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紛争が続く地域の村々は、かつての面影もなく荒んで果ててしまった。
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2
標準
to become rough (of art, craft, etc.)
作例 · 標準
忙しさに追われて練習を怠ったせいか、彼のピアノの音色が少し荒んできた。
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精神的に追い詰められていた時期の彼の絵は、どこか荒んだ印象を与える。
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職人が心を込めて作らなくなった製品は、自ずと質が荒んでいくものだ。
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3
標準
to intensify (of wind, rain, etc.)
作例 · 標準
外では雪が激しく荒んでおり、一歩も外に出られない状況が続いている。
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雨風が荒む夜、古い家がギシギシと音を立てるのが怖くて眠れなかった。
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荒天が荒む中、救助隊は懸命に行方不明者の捜索を続けている。
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荒む(すさむ) — 幻辞.com