荒廃
こうはい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #13524 · 青空 580 例
標準
ruin
文例 · 用例
此の『愛の詩集』に於て友の語るものは、もはや少年の花やかな幻想ではなくして、荒廃したまことの人生と現実とに接触した、彼が最初の魂の驚きを語るものでなければならぬ。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
古寺やほうろく捨てる芹の中 荒廃した寺の裏庭に、芥捨場のような空地がある。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
廃跡に残る一つの印象、変化と荒廃の中に残る一つの生命。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
私たちは、互に、言語もなく、眼と眼とを見合せて、すさまじい荒廃の姿に顫えた。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
高山の雪は、あながち死を連想するほどに、冷酷、寂寞、荒廃ではないのである。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
これらの石は皆雨に晒され、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落は、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて、誰か彼等より、不死の性を奪う権力をか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
中の茶屋へ着くと、松虫草の紫は、見る影もなく褪せているが、鳥冑草は濃紫に咲いている、そして金屏風を背後にした菊花のように、この有毒植物の、刺戟強い濃紫は、焼砂の大壁を背景にして、荒廃の中に、一点の情火を、執念くも亡ぼさずにいる。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
院庭から見える市街は荒廃し切っていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
作例 · 標準
長い戦争で、その国は荒廃してしまった。
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精神が荒廃するような出来事を経験した。
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手入れされない庭は、あっという間に荒廃した。
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