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妄心

もうしん異読 もうじん
名詞
1
標準
deluded mind (a mind polluted with klesha, incapable of understanding the original essence of things)
文例 · 用例
姿は聖人に似たりといへども心は不平に濁りて騒ぎ、すみかを山中に営むといへども人を恋はざる一夜も無く、これ貧賤の報のみづから悩ますところか、はたまた妄心のいたりて狂せるかと、われとわが心に問ひかけてみましても更に答へはござりませぬ。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
もしこれ貧賤の報のみづからなやますか、はた亦妄心のいたりてくるはせるか、その時こゝろ更に答ふることなし。
鴨長明 方丈記 青空文庫
鶴見は鶴見で、『起信論』とは不即不離の態度を取って、むしろ妄心起動を自然法爾の力と観て、その業力に、思想の経過から言えば最後の南無をささげようとしているのである。
――黙子覚書―― 夢は呼び交す 青空文庫
」 ところがみんなは、もうしんとしてしまって、ひとりもでるものがありませんでした。
宮沢賢治 かしわばやしの夜 青空文庫
」 ところがみんなは、もうしんとしてしまつて、ひとりもでるものがありませんでした。
宮沢賢治 かしはばやしの夜 青空文庫
そんなことをしている間に、鐘をのせた牛車はもうしんたのむねをおりてしまっていた。
新美南吉 ごんごろ鐘 青空文庫
もうしんからまじめな声でした。
新美南吉 青空文庫
町の大通りはもうしんとしていた。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
作例 · 標準
彼の妄心は、現実とはかけ離れた世界を作り上げていた。
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煩悩による妄心に囚われず、真理を見極めることが大切だ。
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妄心を断ち切り、穏やかな心で過ごしたいと願う。
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