愚息
ぐそく
名詞
標準
(one's) son
文例 · 用例
これは手前の愚息で御座います、是非貴樣のお弟子になりたいと本人の望ですから連て參りましたが、一つ試驗をして見て下さいませんか。
— 国木田独歩 『怠惰屋の弟子入り』 青空文庫
親父は當前に坐る、愚息はゴロリ臥ころんで足を蹈伸す、この臥轉び方が第一上出來であつた。
— 国木田独歩 『怠惰屋の弟子入り』 青空文庫
この愚息なぞも法螺丸にとっては、頭山満と肩を並べる程度の苦手かも知れない。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
我等は軍目付の故をもって寸尺の地もないが、愚息|職信始め従士をして柵を結ぶ事を学ばしめたいから」と云って割込んで仕舞った。
— 菊池寛 『島原の乱』 青空文庫
小松殿|眉を顰め、『何事ぞ』と問ひ給えば、茂頼は無念の顏色にて、『愚息時頼』、と言ひさして涙をはらはらと流せば、重景は傍らより膝を進め、『時頼殿に何事の候ひしぞ』。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
是はと驚く維盛・重景、仔細如何にと問ひ寄るを應も得せず、やうやく涙を拭ひ、『君が山なす久年の御恩に對し、一日の報效をも遂げず、猥りに身を捨つる條、不忠とも不義とも言はん方なき愚息が不所存、茂頼|此期に及び、君に合はす面目も候はず』。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
別してこのたびは愚息に莫大な恩賞をいたゞいてをりますので、私の恩賞などゝはひらに御許しにあづかりたい、とコチコチになつて拝辞する。
— 坂口安吾 『二流の人』 青空文庫
愚息が一人に――娘が一人でございまして、何分お引き立てを――」 「山木|君、子というやつはかわい者じゃ」 「はッ?
— 徳冨蘆花 『不如帰 小説』 青空文庫
作例 · 標準
「このたびは愚息がご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」と父親は深々と頭を下げた。
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先生から「愚息さんには音楽の才能がありますよ」とお電話をいただき、胸が温かくなった。
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「愚息がお世話になっております」と手土産を持って担任の先生の自宅へ挨拶に伺った。
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標準
penis
作例 · 標準
江戸時代の艶本では、男性器を愚息と婉曲に表現する例が多く見られる。
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銭湯の脱衣場で老人が「儂の愚息も若い頃はのう」と苦笑しながら独り言を言っていた。
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古い洒落本を読んでいると、愚息という言葉が露骨な描写を避けるための言い回しとして使われていた。
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