具足
ぐそく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
completeness
文例 · 用例
精神的交通機関についてもやはり同様で、皆無か具足か、どちらかを選ぶことにしなければ面倒は絶えない。
— 寺田寅彦 『猫の穴掘り』 青空文庫
必然に成効するためにはすべての点に対する注意が円満に具足しなければならぬ。
— 寺田寅彦 『物理学実験の教授について』 青空文庫
しかし自分が電車で巡り合った老子の虚無は円満具足を意味する虚無であって、空っぽの虚無とは全く別物であった。
— 寺田寅彦 『変った話』 青空文庫
しかしそういう目標に名前がつけられ、その名前がいよいよ固定してしまい、生き残りうるためには特別な条件が具足することが必要であると思われる。
— 寺田寅彦 『火山の名について』 青空文庫
昔、自分らの学生時代に、確率論の講義を聞かされたときに「理由欠乏の原理」と「理由具足の原理」との話があったことを思い出す。
— 寺田寅彦 『自然界の縞模様』 青空文庫
何一つレコードを持たないような円満具足の理想国はどこかにないものかと考えることもある。
— 寺田寅彦 『記録狂時代』 青空文庫
そうして、この根本原因の存続する限りは、将来いつなんどきでも適当な必要条件が具足しさえすれば、東京でもどこでも今回の函館以上の大火を生ずることは決して不可能ではないのである。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
夜番のために正宗の名刀と南蛮鉄の具足とを買うべく余儀なくせられたる家族は、沢庵の尻尾を噛って日夜|齷齪するにもかかわらず、夜番の方では頻りに刀と具足の不足を訴えている。
— 夏目漱石 『マードック先生の『日本歴史』』 青空文庫
作例 · 標準
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標準
(suit of) armor
作例 · 標準
その侍は戦いのために完全な具足を身につけていた。
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博物館には、しばしば古代の具足が展示されている。
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彼は侍の具足の精巧な作りに感嘆した。
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ウィキペディア曖昧さ回避
具足(ぐそく)とは、 日本の甲冑のこと。このうち広義では日本の甲冑(鎧と兜)の別称で、頭・胴・手・足の各部を守る装備が「具足(そなえたりる/十分に備わっている)」との言葉に由来し、鎌倉時代以降から甲冑を具足と呼ぶ資料が見られる。狭義では戦国時代以降に登場した甲冑の一形式である当世具足のこと。また鎧兜に対して、籠手などの副次的な防具は小具足とも呼ばれた。転じて、エビやカニを殻付きのまま煮た料理を、殻を鎧に見立てて「具足煮」と呼ぶ。甲殻類の中には、ダイオウグソクムシやオオグソクムシなど「具足虫」という名を付けられているものもいる。 ちなみに室町時代には、大型の弓矢や薙刀を「大具足」と呼ぶこともあった。 道具のこと。例えば馬具足は馬具のことで、三具足や五具足は仏具のこと。
出典: 具足 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0