権力
けんりょく
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #2364 · 青空 2392 例
標準
(political) power
文例 · 用例
駅員の不機嫌顔甚だしきも官線はやはり官線だけの権力とか云うものあるべしと、かしこみて願い奉りようよう切符を頂戴して立ちいずれば吹き上ぐる朝嵐に藁帽飛んでぬかるみを走る事|数間、ようやく追い付きて取止めたれど泥にまみれてあまり立派ならぬ帽の更に見ばえを落したる重ね/\の失敗なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
これらの石は皆雨に晒され、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落は、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて、誰か彼等より、不死の性を奪う権力をか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
古い権力が新しい軍閥の前で倒潰した。
— 吉行エイスケ 『地図に出てくる男女』 青空文庫
そのくせ、昔の先生に対してさえ、今は、官憲としての権力を振りまわして威張っていた。
— 黒島傳治 『鍬と鎌の五月』 青空文庫
吾々は、ブルジョア的平和主義者や、日和見主義者に変ることなく、吾々が階級社会に住んでいること、階級闘争と支配階級の権力の打倒との外には、それからの如何なる遁れ路もないし、またあり得ないことを忘れてはならぬ。
— 黒島傳治 『入営する青年たちは何をなすべきか』 青空文庫
食色の慾が足り、少しの閑暇があり、利益や権力の慾火は断えず燃ゆるにしてもそれが世態|漸く安固ならんとする傾を示して来て、そうむやみに修羅心に任せてが寄ってたかって競り上げた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
彼は人を支配し、人は生れながらにして彼の権力の下にある。
— 太宰治 『誰』 青空文庫
別けても女中のお徳は年こそ未だ二十三であるが私はお宅に一生奉公をしますという意気込で権力が仲々強い、老母すら時々この女中の言うことを聞かなければならぬ事もあった。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
作例 · 標準
彼は若くして莫大な権力を手に入れた。
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その国の権力は、ごく一部のエリート層に集中している。
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権力は人を狂わせることがある。
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