史乗
しじょう
名詞
標準
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文例 · 用例
故にその効たるや、智を増すことは史乗に如かず、人を誡むるは格言に如かず、富を致すは工商に如かず、功名を得るは卒業の券に如かざるなり。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
ユウゴオが壮大なる史景を咏じて、台閣の風ある雄健の筆を振ひ、史乗逸話の上に叙情詩めいたる豊麗を与へたると並びて、ルコント・ドゥ・リイルは、伝説に、史蹟に、内部の精神を求めぬ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
当時この二論派は実に日本の政界を支配したるものにして、百世の下、史乗にその跡を留む。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
是レ史乗ニ所謂重十二銖ニ適ス。
— ※上漁史 『土用干ノ記』 青空文庫
支那の史乗の内で、固定しかけて居て、立ち消えした体の内に「紀」と言ふ型があつたと思ふ。
— 折口信夫 『日本書と日本紀と』 青空文庫
ドガ及ツールーヅ・ロートレックが当時自然主義の文学の感化を受けその画題を史乗の人物神仙に求めず、女工|軽業師洗濯女等専ら下賤なる巴里市井の生活に求めんと力めつつあるの時、北斎漫画は彼らに対して更に一段の気勢を添へしめたり。
— 永井荷風 『江戸芸術論』 青空文庫
源平時代の史乗と伝奇とは平氏の運命の美なること落花の如くなることを知らしめた。
— 永井荷風 『西瓜』 青空文庫
野卑なる国民は卑野なる美術に甘んじ、高尚なる国民は高尚なる美術を求む、勇敢なる国民に勇武の物語出で、淫逸なる国民に淫逸なる史乗あり。
— 北村透谷 『万物の声と詩人』 青空文庫
作例 · 標準
この古文書は、我が国の重要な史乗の一部をなす。
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歴史家は、史乗を紐解きながら当時の社会情勢を分析した。
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この地域の史乗には、数々の戦乱の記録が残されている。
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