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至情

しじょう
名詞
1
標準
sincerity
文例 · 用例
仙臺の人たちの愛國の至情に接して、外國人たる彼さへ幾度となく瞠目し感奮させられる事があつたのでした。
太宰治 「惜別」の意圖 青空文庫
戀は人の至情である。
国木田独歩 湯ヶ原より 青空文庫
そして高踏極まる話をする青年の言葉の底に却つて切ない人間の至情を感じて、何か歎かずにはゐられない気持ちになつた。
岡本かの子 夏の夜の夢 青空文庫
学業を捨て、いますぐ政治運動に身を投ずる者の憂国の至情もわかるが、しかし、究極の目標は同じであっても、自分の目下の情熱は、政治の実際運動よりも、列国の富強の原動力に対する探究に在った。
太宰治 惜別 青空文庫
愛国の至情の発現は、多種多様であるべきだ。
太宰治 惜別 青空文庫
何卒了休禅坊御懇親の御縁に寄り、私の至情御汲取り下されまして、私めまで右品御戻しを御願い致しまする。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
實際子を思ふ至情からであるのだが、それが富之助には獄吏の笞かと思はれるのであつた。
木下杢太郎 少年の死 青空文庫
お艶の望みは自分の中に悶えている人間の心情の最高の美しさと最深の苦悩とが幽に激しくもつれて融けるあの魂の至情を出来るだけ多くの人間に彫り込み度いというのに在った。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
作例 · 標準
彼の至情は、言葉にしなくても伝わってきた。
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彼女の献身的な看病には、深い至情が込められていた。
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この手紙には、友人への至情が綴られている。
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