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声価

せいか
名詞
1
標準
reputation
文例 · 用例
不幸にしてその頃は封建時代で、その時代特有の窮屈な規範に縛られ易い能楽の事とて、翁の声価も極めて小範囲に限って認められていた憾みがある。
夢野久作 梅津只圓翁伝 青空文庫
機関長はわが船員中のケルト人のあいだには、前兆を予言する人として相当の声価を有しているのである。
北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 世界怪談名作集 青空文庫
大戦争で外薬輸入杜絶の後人参がたちまち声価を挙げ、また実際著しき効験あるは予もこれを知り、三好博士の学論をも拝読したが、永世これを珍重し来った支那でさえ、これを強壮剤として濫用するの弊を論じた者多ければ、いわゆる薬なくして常に中医を得るで、なくて済む人は用いぬに限る。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
評判の好かつた水蔭の短篇小説も、粗製濫造に陥つて、いつとなく段々声価を失つて了つた。
田山録弥 明治文学の概観 青空文庫
従つて評判の好いといふことが却つてその人の声価を落したり、罵評の多いと言ふことが、却つてその人を価値づけたりしてゐる。
田山録弥 解脱非解脱 青空文庫
もう、あいつの声価は決った。
菊池寛 無名作家の日記 青空文庫
……嬉野茶の声価は日本的(宇治に次ぐ)、玉露は百年以上の茶園からでないと出来ないさうである、茶は水による、水は小川の流れがよいとか、茶の甘味は茶そのものから出るのでなくて、茶の樹を蔽ふ藁のしづくがしみこんでゐるからだといふ、上等の茶は、ぱつと開いた葉、それも上から二番目位のがよいさうである。
種田山頭火 行乞記 青空文庫
初めこの勝三郎は学校教育が累をなし、目に丁字なき儕輩の忌む所となって、杵勝同窓会幹事の一人たる勝久の如きは、前途のために手に汗を握ること数であったが、固より些の学問が技芸を妨げるはずはないので、次第に家元たる声価も定まり、羽翼も成った。
森鴎外 渋江抽斎 青空文庫
作例 · 標準
彼の誠実な仕事ぶりは業界内でも高く評価され、その声価は年々高まっている。
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一度の不祥事で、長年かけて築き上げてきた企業の声価が失墜してしまった。
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若きバイオリニストの情熱的な演奏は、聴衆を魅了し、彼女の声価を不動のものにした。
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