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くき
名詞頻度ランク #14512 · 青空 1213
1
標準
stalk
文例 · 用例
〔こんにやくの〕宮沢賢治こんにやくのす枯れのをとらんとて水こぼこぼと鳴るひぐれまぢかの笹はらを兄弟二人わけ行きにけり
宮沢賢治 〔こんにやくの〕 青空文庫
「水の岡の館に妹と我と寝ての朝の霜の降りはも」という古今集の歌と、どこか共通の情趣があり、没落した情緒への侘しい追懐を感じさせる。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
あたりは赤と白との水引の屑が茄子の|人蔘の葉の中にちらばっている。
寺田寅彦 青空文庫
延びるにしたがっての周囲に簇生した葉は上下左右に奇妙な運動をしている。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
やがての頂上にむくむくと一つの団塊が盛り上がったと思うとまたたくまにその頭がばらばらに破れて数十の花弁が花火のように放散した。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
軟らかい緑のに紫色の隈取りがあって美しい。
寺田寅彦 郷土的味覚 青空文庫
私の机上には、有り合せの玻璃瓶に、菜の花が投げ込んである、これは弟に捜させて、採って来たものである、天鵞絨のように、手障りの柔らかな青い葉が、互い違いになって、柱のようなを取りまいて居る、此柱の頭から、莟みが花傘なりに簇がって、蛹虫の甲羅のように、小さく青く円くなっている。
小島烏水 菜の花 青空文庫
莟みの集団の下から、房になった黄色い四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、は一皮下には、青い血が通っているのではないかと思われるほど透き通って、有らゆる春の緑の中で、最も練り抜かれた緑である、見つめていると、早春の名残といったような淡い哀愁に加えて、物の末期の惨酷を思わせる姿である。
小島烏水 菜の花 青空文庫