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くき異読 しゅう
名詞
1
標準
cave
文例 · 用例
長なす黒髪を項の中から分けて豊かに垂れ下げ、輪廓の正しい横顔は、無限なるものを想うのみ、邪なる想いなしといい放った皎潔な表情を保ちながら、しら雲のを出づる徐なる静けさで横に移って行く。
岡本かの子 富士 青空文庫
葛飾の真間の磯辺から、武蔵野の小がほとり、入間路の大家が原、埼玉の津、廻って常陸の国に入った。
岡本かの子 富士 青空文庫
雲|山に湧くごとく、白気|件の欄干を籠めて、薄くむらむらと靉靆くのは、そこから下りる地の底なる蒸風呂の、煉瓦を漏れ出る湯気である。
泉鏡花 わか紫 青空文庫
天に星の輝く如く、采の目の疾く、駒の烈しく動くに連れて、中空を見よ、を湧き、谷を飛ぶ、消えた雲が残り、続く雲が累り、追ふ雲が結着いて、雲はやがて厚く、雲はやがて濃く、既にして近くなり、低く成つた。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
惜しげもなく投げ入れたる薪は盛に燃えあがりて、烟はを出づる雲の如く、騰りて黒みたる仰塵に至り、更に又出口を求めて室内をさまよへり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
背戸口は、早や充満た山霧で、の雲を吐く如く、幹の半ばを其の霧で蔽はれた、三抱四抱の栃の樹が、すく/\と並んで居た。
泉鏡花 貴婦人 青空文庫
四月二十八日にはそれまで館の居間の床板を引き放って、土中に置いてあった棺を舁き上げて、江戸からの指図によって、飽田郡春日村雲院で遺骸を荼※にして、高麗門の外の山に葬った。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
雲院で荼所をこの寺にきめたのである。
森鴎外 阿部一族 青空文庫
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標準
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