小舟
こぶね異読 おぶね
名詞多音語頻度ランク #37423 · 青空 1495 例
標準
small boat
文例 · 用例
併し謝源は少しも残念がる様子もなく或夜コツソリと一そうの小舟で首里からのがれて行つた。
— 太宰治 『地図』 青空文庫
とほりかかつた小舟の中で船頭がその女房に向つて何かを云つた。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
と、私は嘆息する、天地の間には、風が吹くのでなければ、霧が流れるのだ、そのたびに、天幕の中へ、ザアと小粒の雨がそそぎ入る、柱代りの金剛杖が、キュッと呻る、杭に纜われた小舟が、洪水に飜弄されるように、油紙の屋根が、ペラペラ動く。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
カヤクと称する一人乗の小舟も面白いものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
上衣の胴着の下端の環が小舟の真中に腰を入れる穴の円枠にぴったり嵌まって海水が舟中へ這入らないようにしてあるのは巧妙である。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
(F・O)T 慶長十七年卯月十三日 豊前小倉の海上の 離れ島に(O・L)T 父の敵佐々木巌流と 彼を護る剣士三十余名と 決戦すS=海上 数艘の小舟に分乗した、佐々木巌流の一隊。
— 山中貞雄 『武蔵旅日記』 青空文庫
そして寂しい海の上には往き來する小舟の影もなかつた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
子供が学校が引けると小舟に乗りこんでやって行って、「マイラセ」という小籠に一っぱいか半ばい位いの鰯を貰って来るのだ。
— 黒島傳治 『自伝』 青空文庫
作例 · 標準
穏やかな湖面を、一隻の小舟がゆっくりと進んでいき、まるで絵画のような風景だった。
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夕暮れ時、漁師が小舟で沖へ出て、明日の漁の準備をしていた。
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子供の頃、父と二人で小舟に乗って川下りをした思い出は、今でも鮮明に覚えている。
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