秋意
しゅうい
名詞
標準
signs of autumn
文例 · 用例
△杉山寧――『秋意』馬はねつとりした皮膚の感じがでゝ、背後に適当なムラをつけたのもさすがである。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
動く、秋意動く(ルンペンは季節のうつりかはりに敏感である、春を冬を最も早く最も強く知るのは彼等だ)。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
……二 数時間の後、ランプの消えた部屋の中には、唯かすかな蟋蟀の声が、寝台を洩れる二人の寝息に、寂しい秋意を加へてゐた。
— 芥川龍之介 『南京の基督』 青空文庫
昨日立秋となりしより満目の風物一として秋意を帯びざるはなし。
— 断膓亭日記巻之二大正七戊午年 『断腸亭日乗』 青空文庫
今は一切の事が便利過ぎる世の中になってしまったから、昔の季題の標準で律するわけには行かないが、西瓜を食うのは赫々たる炎暑の中にも多少の涼味が動き初めてから――秋意のほのめくようになってからが多いかと思う。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
そと貴船伯に打ち向かいて、沈みたる音調もて、「御前、姫様はようようお泣き止みあそばして、別室におとなしゅういらっしゃいます」 伯はものいわで頷けり。
— 泉鏡花 『外科室』 青空文庫
大きなお日さまがいくつもいくつも、しゅうしゅういいながらまわりました。
— DEN LILLE HAVFRUE 『人魚のひいさま』 青空文庫
喧嘩といえば穏かならぬようにも聞えまするが、それも太平の世に武を磨く一つの方便、斬取り強盗とは筋合が違うて、お上でもむずかしゅういわるる筈がござりませぬ」 家風がおのずと染みたのか、但しは主人の口真似か、お菊は淀みもなしにすらすらといい開いて、母の惑いを解こうとした。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
作例 · 標準
朝晩の冷え込みに秋意を感じる。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
庭の草花に秋意が漂い始めた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
この絵は深い秋意を表現している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash